2019年10月7日月曜日

10/6こども説教「神様が助けてくださったことを覚えておく」使徒12:12-18


 10/6 こども説教 使徒行伝12:12-18
 『神さまが助けてくださったことを覚えておく』

12:12 ペテロはこうとわかってから、マルコと呼ばれているヨハネの 母マリヤの家に行った。その家には大ぜいの人が集まって祈っていた。13 彼が門の戸をたたいたところ、ロダという女中が取次ぎに出てきたが、14 ペテロの声だとわかると、喜びのあまり、門をあけもしないで家に駆け込み、ペテロが門口に立っていると報告した。15 人々は「あなたは気が狂っている」と言ったが、彼女は自分の言うことに間違いはないと、言い張った。そこで彼らは「それでは、ペテロの御使だろう」と言った。16 しかし、ペテロが門をたたきつづけるので、彼らがあけると、そこにペテロがいたのを見て驚いた。17 ペテロは手を振って彼らを静め、主が獄から彼を連れ出して下さった次第を説明し、「このことを、ヤコブやほかの兄弟たちに伝えて下さい」と言い残して、どこかほかの所へ出て行った。18 夜が明けると、兵卒たちの間に、ペテロはいったいどうなったのだろうと、大へんな騒ぎが起った。  (使徒行伝12:12-18

 牢獄に捕まっているはずのペテロがこの家の門のところに立っていると女中が皆に知らせました。15節、すると、「人々はあなたは気が狂っている」と言った」。まさか、そんなことがあるはずもないと、まったく信じられなかったからです。だからペテロ自身を見て、皆はびっくり仰天で驚きました。
 神さまを信じて生きていて、そのおかげで嬉しいことや良いことも起き、反対に、嫌なことや苦しいこともあります。両方です。困ったことや、苦しく辛いことが起こるとき、「神さまをよくよく信じていて、どんな苦しみや辛いこと困ったことからも助けてくださいと神さまに願い求める」ことです。救いも幸いも、いつもただ神さまから来るのだと信じることができるなら、その人たちはとても幸せです。さて、主イエスの弟子ペテロが捕まえられて、牢獄に閉じ込められました。ペテロが捕まえられていた間ずっと、神を信じる仲間たちは彼のために祈っていました。「神さま、どうかペテロを助け出してください。けれど、私たちの思いや願い通りではなく、あなたの御心のままになさってください」と。けれどペテロが助け出されたとき、彼らはそれを信じることがなかなかできませんでした。困りましたね。あの彼らが神さまを信じられなかったことには理由があります。神さまを、本当にはあまり信じてはいなかったからです。どんな神さまなのかも、あまりよく分からなかったからです。この私たちは、じゃあ、どうしたらいいでしょう? 神さまが願いをかなえて助けてくださったとき、神さまからとても良い贈り物をいただいて大喜びに喜んだとき、それじゃあ私たちは、それをよくよく覚えておきましょう。あのときもそうだった、あのときもと。

     【補足/信じられなかった人々】
    あの彼らと同じようなことが何度も何度も繰り返されています。せっかく祈りつづけて、神さまの助けを求め続けてきたのに、そのときに信じられなかった人々のことが。とても残念です。アブラハムもサラもそうでした。洗礼者ヨハネの父さんザカリヤもそうでした(創世記17:15-21,18:9-15,ルカ福音書1:10-20,1:57-64)。