2021年9月6日月曜日

9/5こども説教「祝福と聖別」創世記1:24-2:3

 9/5 こども説教 創世記1:24-2:3

 『祝福と聖別』

 

1:26 神はまた言われた、「われわれのかたちに、われわれにかたどって人を造り、これに海の魚と、空の鳥と、家畜と、地のすべての獣と、地のすべての這うものとを治めさせよう」。27 神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された。28 神は彼らを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動くすべての生き物とを治めよ」。29 神はまた言われた、「わたしは全地のおもてにある種をもつすべての草と、種のある実を結ぶすべての木とをあなたがたに与える。これはあなたがたの食物となるであろう。……31 神が造ったすべての物を見られたところ、それは、はなはだ良かった。夕となり、また朝となった。第六日である。2:1 こうして天と地と、その万象とが完成した。2 神は第七日にその作業を終えられた。すなわち、そのすべての作業を終って第七日に休まれた。3 神はその第七日を祝福して、これを聖別された。神がこの日に、そのすべての創造のわざを終って休まれたからである。

(創世記1:24-2:3) 

 

 神が人を造ったとき、人に「生き物たちを治めなさい」と命令なさいました。人間はその言葉を間違って理解して、自分たちの思い通りに好きなように他の生き物たちを扱ってよいと思ってしまいました。自分たちのための世界だし、自分たちこそが王様だし、主人なんだからと。それで、この世界に対しても、ほかのすべての生き物や人間たちに対しても、とても悪いことをしつづけました。ずいぶん後になって、それは「神さまの御心にかなうように、大切に世話をし、養う」(マタイ24:45-51,1コリント手紙4:1-2参照)ことだと気づきました。

 31-23節、「神が造ったすべての物を見られたところ、それは、はなはだ良かった。夕となり、また朝となった。第六日である。こうして天と地と、その万象とが完成した。神は第七日にその作業を終えられた。すなわち、そのすべての作業を終って第七日に休まれた。神はその第七日を祝福して、これを聖別された。神がこの日に、そのすべての創造のわざを終って休まれたからである」。6日目に、神さまは、ご自分が造ったすべての物を見て、「とても良い」と喜んだことと、7日目に創造のすべての働きを終わって神さまが休み、祝福して、聖別したことを覚えておきましょう。聖別とは、「神が、そのものを、ご自分のものとした」ということです。これが安息日のはじまりです。神が働きを休み、祝福し、聖別なさったので、私たちも自分の働きを離れて休み、神さまからの祝福を受け取り、『自分は自分のものではなく、神のもの』(*)だと心に良く覚えて、新しい一週間ずつを生き始めます。

 

 

      (*)『自分は自分のものではなく、神のもの』;「生きるにも死ぬにも、あなたのただ1つの慰めは何ですか」「それは、生きるにも死ぬにも、わたしは体も魂もわたしのものではなく、わたしの真実な救い主イエス・キリストのものであるということです。……それゆえ彼は聖霊をもたまわり、この御方によって、わたしに永遠のいのちの確証を与え、今後わたしは、彼のために生きることを心から喜び、その備えをしている者であるようにしてくださるのです」。

                   (「ハイデルベルグ信仰問答」第一問 1563年)