2020年1月12日日曜日

1/12こども説教「多くの苦難もある」使徒14:19-23


 1/12 こども説教 使徒行伝14:19-23
 『多くの苦難もある』

14:19 ところが、あるユダヤ人たちはアンテオケやイコニオムから押 しかけてきて、群衆を仲間に引き入れたうえ、パウロを石で打ち、死んでしまったと思って、彼を町の外に引きずり出した。20 しかし、弟子たちがパウロを取り囲んでいる間に、彼は起きあがって町にはいって行った。そして翌日には、バルナバと一緒にデルベにむかって出かけた。21 その町で福音を伝えて、大ぜいの人を弟子とした後、ルステラ、イコニオム、アンテオケの町々に帰って行き、22 弟子たちを力づけ、信仰を持ちつづけるようにと奨励し、「わたしたちが神の国にはいるのには、多くの苦難を経なければならない」と語った。23 また教会ごとに彼らのために長老たちを任命し、断食をして祈り、彼らをその信じている主にゆだねた。                   (使徒行伝14:19-23

 主イエスの弟子たちの、神の国の福音を宣べ伝える旅がつづきます。22-23節、「弟子たちを力づけ、信仰を持ちつづけるようにと奨励し、『わたしたちが神の国にはいるのには、多くの苦難を経なければならない』と語った。また教会ごとに彼らのために長老たちを任命し、断食をして祈り、彼らをその信じている主にゆだねた」。神さまを信じつづけて生き抜いてゆくためには、神さまご自身からも仲間たちからも、必要なだけ十分に励まされなければなりません。「どうしたの? 大丈夫だよ。神さまがあなたの味方だし、わたしもそうだよ。困ったときには必ずきっと助けてあげるからね」と。誰でも信仰が弱まったり、揺らいだり、心が挫けそうになったりするからです。誰でも、小さな弱い信仰をもっていて、大人も子供も誰でもみな本当はとても心細いからです。仲間たちを励ましている伝道者たちさえ、「どうか私のために祈ってください。口を開くとき、語るべき言葉を神さまから贈り与えられつづけ、そのように大胆に福音の真理を明らかに示すことができるように」(エペソ手紙6:19-20と仲間たちの支えを願い求めつづけて働きます。わたしたちが神の国にはいるのには、多くの苦難を経なければならない。その通りです。主イエスの弟子パウロは、彼とその働きを憎む人たちの悪巧みにあって、石を投げつけられ、あやうくそのまま死んでしまうところでした。今回は、神さまが起き上がらせてくださったので、死なずに働きをつづけることができます。いつもいつも起き上がりつづけられるかどうかは分かりません。そのまま死んでしまうこともあるでしょう。誰でもやがて死にます。私たちもそうですが、死んで、それで終わりではなく、死の川を乗り越えて永遠の神の国に辿り着く希望を抱いて生きてゆきます。だから晴れ晴れしているのです。それまでどんな苦難が待ち構えているのかは分かりません。新しく選ばれた働き人をその信じている主なる神さまにゆだねました。もちろん、自分自身の毎日の暮らしも、自分の働きや役割も、生きて死ぬことのすべて一切も同じく、自分が信じている主なる神さまにこそすっかり委ねます。だから、晴れ晴れしているのです。