2018年7月23日月曜日

7/22こども説教「主イエスの裁判」ルカ23:1-12


 7/22 こども説教 ルカ23:1-12
 『主イエスの裁判』

     23:1 群衆はみな立ちあがって、イエスをピラトのところへ連れて行った。2 そして訴え出て言った、「わたしたちは、この人が国民を惑わし、貢をカイザルに納めることを禁じ、また自分こそ王なるキリストだと、となえているところを目撃しました」。3 ピラトはイエスに尋ねた、「あなたがユダヤ人の王であるか」。イエスは「そのとおりである」とお答えになった。4 そこでピラトは祭司長たちと群衆とにむかって言った、「わたしはこの人になんの罪もみとめない」。5 ところが彼らは、ますます言いつのってやまなかった、「彼は、ガリラヤからはじめてこの所まで、ユダヤ全国にわたって教え、民衆を煽動しているのです」。6 ピラトはこれを聞いて、この人はガリラヤ人かと尋ね、7 そしてヘロデの支配下のものであることを確かめたので、ちょうどこのころ、ヘロデがエルサレムにいたのをさいわい、そちらへイエスを送りとどけた。8 ヘロデはイエスを見て非常に喜んだ。それは、かねてイエスのことを聞いていたので、会って見たいと長いあいだ思っていたし、またイエスが何か奇跡を行うのを見たいと望んでいたからである。9 それで、いろいろと質問を試みたが、イエスは何もお答えにならなかった。10 祭司長たちと律法学者たちとは立って、激しい語調でイエスを訴えた。11 またヘロデはその兵卒どもと一緒になって、イエスを侮辱したり嘲弄したりしたあげく、はなやかな着物を着せてピラトへ送りかえした。12 ヘロデとピラトとは以前は互に敵視していたが、この日に親しい仲になった。(ルカ福音書 23:1-12

  ケンちゃん。そのころユダヤの国はローマ帝国に支配されて、その植民地にされていました。だから、裁判も何もかも大事なことはローマから遣わされてきた役人が決めることになっていました。その支配者ピラトによる裁判が始まっています。ピラトは、ユダヤのその土地の支配者ヘロデのご機嫌もうかがいながら、裁判を進めます。救い主イエスについて、ローマの法律に照らしても、ユダヤの法律に照らしても何の罪も見つけることができませんでした。救い主イエスは罪がないまま、法律をそっちのけにした悪い裁判によって死刑にされようとしています。そうやって命を奪い取られることが、旧約聖書によって約束されていました(イザヤ書42,53章参照)。約束通りの仕方で、救い主イエスの命が奪いとられようとしています。救い主が罪がないままに殺されるのは、罪人である私たちを救うための、神さまの救いのご計画です。ここが、いちばん大事な点です。