2021年5月25日火曜日

5/23こども説教「真実の言葉を語っている」使徒26:24-27

 5/23 こども説教 使徒行伝 26:24-27

 『真実の言葉を語っている』

 

26:24 パウロがこのように弁明をしていると、フェストは大声で言っ た、「パウロよ、おまえは気が狂っている。博学が、おまえを狂わせている」。25 パウロが言った、「フェスト閣下よ、わたしは気が狂ってはいません。わたしは、まじめな真実の言葉を語っているだけです。26 王はこれらのことをよく知っておられるので、王に対しても、率直に申し上げているのです。それは、片すみで行われたのではないのですから、一つとして、王が見のがされたことはないと信じます。27 アグリッパ王よ、あなたは預言者を信じますか。信じておられると思います」。  

 (使徒行伝 26:24-27

 

 目の前に、遠いローマから遣わされてきた外国人の役人と、ユダヤ人である王とその妻がいて、パウロの話を聞いています。このフェストという名前の役人は外国人で、この信仰のこともこの神さまのことも、ほとんど何も聞いたことがなくて、何も知りません。だから、ひどく驚いたり、「気が狂っている」などと乱暴なことをうっかり言ってしまうのも仕方ないのです。大目に見てあげる必要があります。けれど、ユダヤ人の王とその妻はローマからの役人とはまったく違います。なにしろユダヤ人で、みな小さな子供の頃から、神のことも、信仰の中身も、ちゃんと精一杯に教えられつづけてきた人たちだからです。この夫婦は、パウロが語る神の救いの出来事を理解して、信じることができる可能性が大いにあります。25節で、「真実の言葉を語っている」と言いました。聖書にはっきりと書かれてある神の真実を、そのまま語っていると。また27節で、「アグリッパ王よ、あなたは預言者を信じますか。信じておられると思います」。そのユダヤ人の王が神を信じていると、パウロは確信しています。私は、神が預言者たちに知らせ、預言者たちは神から知らされたとおりに神の言葉を語り伝えた。「それをあなたも信じているし、そのように聖書から教えられて、信じてきたあなたですね」と、だから、神を信じる者同士として語りかけています。