2021年5月17日月曜日

5/16こども説教「救い主の死と復活」使徒26:19-23

 5/16 こども説教 使徒行伝 26:19-23

 『救い主の死と復活』

 

26:19 それですから、アグリッパ王よ、わたしは天よりの啓示にそむかず、20 まず初めにダマスコにいる人々に、それからエルサレムにいる人々、さらにユダヤ全土、ならびに異邦人たちに、悔い改めて神に立ち帰り、悔改めにふさわしいわざを行うようにと、説き勧めました(注)。21 そのために、ユダヤ人は、わたしを宮で引き捕えて殺そうとしたのです。22 しかし、わたしは今日に至るまで神の加護を受け、このように立って、小さい者にも大きい者にもあかしをなし、預言者たちやモーセが、今後起るべきだと語ったことを、そのまま述べてきました。23 すなわち、キリストが苦難を受けること、また、死人の中から最初によみがえって、この国民と異邦人とに、光を宣べ伝えるに至ることを、あかししたのです」。                (使徒行伝 26:19-23

 

  主イエスの弟子パウロは、ローマから遣わされてきた役人とユダヤの国の王の前で、神の救いのお働きについて説明しはじめています。19節で、「天よりの啓示にそむかず」というのは、神さまが知らせて下さるとおりにということです。22節で、「預言者たちやモーセが今後起るべきだと語ったことを、そのまま述べてきた」というのも、神からつかわされた預言者たちが語ったとおり、聖書に書かれている通りに、そのまま伝えてきたということです。パウロだけでなく、キリスト教会のすべての伝道者たちは、そのように同じく、「神さまが知らせて下さるとおりに。聖書に書かれている通りに」、神の救いのお働きをそのまま伝えようと努めつづけています。その中身で最も大切なことは、救い主イエスの死と復活です。23節、「すなわち、キリストが苦難を受けること、また、死人の中から最初によみがえって、この国民と異邦人とに、光を宣べ伝えるに至ることを、あかししたのです」。

 

 

    (注)20節「悔い改めて神に立ち帰り、悔改めにふさわしいわざを行うように」;神の救いのお働きを信じて生きるためには、まず自分自身が神に逆らっていたことに気づく必要があります。それが、神に従って生きる新しい生活のための、いつもの出発点です(ローマ手紙 6:3-19「古い罪の自分」,マタイ1:21,1テモテ1:15「おのれの民をそのもろもろの罪から救う者」「キリスト・イエスは、罪人を救うために世に来られた」参照)