2019年9月9日月曜日

9/8こども説教「外国人への良い知らせ」使徒11:19-26


 9/8 こども説教 使徒行伝11:19-26
 『外国人への良い知らせ』

11:19 さて、ステパノのことで起った迫害のために散らされた人々は、ピニケ、クプロ、アンテオケまでも進んで行ったが、ユダヤ人以外の者には、だれにも御言を語っていなかった。20 ところが、その中に数人のクプロ人とクレネ人がいて、アンテオケに行ってからギリシヤ人にも呼びかけ、主イエスを宣べ伝えていた。21 そして、主のみ手が彼らと共にあったため、信じて主に帰依するものの数が多かった。22 このうわさがエルサレムにある教会に伝わってきたので、教会はバルナバをアンテオケにつかわした。23 彼は、そこに着いて、神のめぐみを見てよろこび、主に対する信仰を揺るがない心で持ちつづけるようにと、みんなの者を励ました。24 彼は聖霊と信仰とに満ちた立派な人であったからである。こうして主に加わる人々が、大ぜいになった。25 そこでバルナバはサウロを捜しにタルソへ出かけて行き、26 彼を見つけたうえ、アンテオケに連れて帰った。ふたりは、まる一年、ともどもに教会で集まりをし、大ぜいの人々を教えた。このアンテオケで初めて、弟子たちがクリスチャンと呼ばれるようになった。                (使徒行伝11:19-26

 ほんの少し前のことですが、主イエスの弟子の一人ステパノという人が主イエスの福音について、神さまを信じて生きることについて皆の前でとてもよい説明をしました。そのことで腹を立てた大勢の人たちに憎まれ、取り囲まれて、意思を投げつけられて殺されてしまう事件が起きました(使徒6:6-7-60参照)。それを大きなきっかけにしてクリスチャンを殴ったりけったり叩いたり、苦しめて、よそへ追い出す動きがあちこちでとてもたくさん、激しく起きつづけました。
 救い主イエスを信じるクリスチャンたちの多くは、その信仰のために苦しめられたり、いじめられたりして、遠くのあちこちまでバラバラに逃げていきました。それは苦しく嫌なことなんですが、そのおかげで、悪いことばかりでなく良いことも起きました。遠くのあちこちまでバラバラに広がって暮らすようになったおかげで、それまでこの聖書の神を知らなかった他のたくさんの外国人たちも神を知り、神を信じて生きるようになっていったことです。クプロ人、クレネ人、そしてギリシャ人たち。やがてずっと後になって、ずっとずっと東のはずれの遠くにあったこの国の私たちにさえも、この聖書の神、救い主イエスのことが語り伝えられるようになり、その神を信じる人たちが少しずつ起こされていきます。21節、「そして、主のみ手が彼らと共にあったため、信じて主に帰依するものの数が多かった」。主のみ手が彼らと共にあった。神さまが一緒にいてくださって、神さまご自身が強い力を出して彼らを助け、彼らのためにも働いてくださったということです。だから、神を信じて、神様に依り頼んで生きる人々が生み出されていきました。ここで、私たちの周りでもそうです。今も、これからもそうです。神さまが私たちのためにも生きて働いておられます。


        (注)21節、「主に帰依(きえ)する」。帰依するとは、「神さまを信じて、その力やお働きにすっかり信頼を寄せて、神さまをこそ頼りとし支えとして生きはじめる」ことです。使徒9:26以下でも。