2018年1月26日金曜日

1/21こども説教「誰が、どうやって救われるのか?」ルカ18:18-27

 1/21 こども説教 ルカ18:18-27
 『誰が、どうやって救われるのか?』

      18:18 また、ある役人がイエスに尋ねた、「よき師よ、何をしたら永遠の生命が受けられましょうか」。19 イエスは言われた、「なぜわたしをよき者と言うのか。神ひとりのほかによい者はいない。20 いましめはあなたの知っているとおりである、『姦淫するな、殺すな、盗むな、偽証を立てるな、父と母とを敬え』」。21 すると彼は言った、「それらのことはみな、小さい時から守っております」。22 イエスはこれを聞いて言われた、「あなたのする事がまだ一つ残っている。持っているものをみな売り払って、貧しい人々に分けてやりなさい。そうすれば、天に宝を持つようになろう。そして、わたしに従ってきなさい」。23 彼はこの言葉を聞いて非常に悲しんだ。大金持であったからである。・・・・・・26 「それでは、だれが救われることができるのですか」と尋ねると、27 イエスは言われた、「人にはできない事も、神にはできる」。                  (ルカ福音書 18:18-27

  神さまからとても良い贈り物をぜひいただきたいと願って、それで、その人は主イエスのところに来ました。「永遠の生命。天に積む宝」というのは、そういうことです。例えば、ただ90年も100200年もずっと長く生きることができたとしても、それだけでは幸せになんかなれません。「自分が本当に幸せに生きて死ぬことができるために、必要なものを、必要なだけ全部ほしい」と願ったのです。それなら、私たちだってほしいですね。なにをしたらいいでしょうと質問されて、「神を心から愛し、神さまの御心に従って生きて、隣り人を自分のように愛し、大切にしてあげること」だと主イエスは答えました。「なんだあ。それなら小さい子供の頃から皆ちゃんと守ってきましたよ」とその人は、エヘンと胸を張って、得意になって答えました。
 主イエスの言葉を聴いてください。22節、「あなたのする事がまだ一つ残っている。持っているものをみな売り払って、貧しい人々に分けてやりなさい。そうすれば、天に宝を持つようになろう。そして、わたしに従ってきなさい」。でも、どうぞ安心してください。聖書の中で、ここまで厳しく命令されたのは、この人独りだけです。「持っているものをみな売り払って、貧しい人々に分けてやれ」と、救い主イエスは、誰彼かまわず、私たち皆に命令なさるわけではありません。大好きな大事な宝物をたくさん持っていて、しかも自惚れ屋さんのこの人だから、とくに、こんな厳しい命令をなさいました。大事なたくさんの宝物のほうが、この人には、「神さまに従って生きること」よりも何倍も大切でした。しかも、「自分はちゃんとやってきた。何でも分かっている立派な私だ」と自惚れる気持ちがとてもとても大きかったので、それが邪魔でした。神を信じて生きるためには、へりくだった慎ましい心を与えられて、小さな小さな貧しい自分になる必要があったのです。でも、それは大嫌いだったので、この人はガッカリして帰っていきました。