2021年7月12日月曜日

7/11こども説教「髪の毛1本までも神が守る」使徒27:33-38

 7/11 こども説教 使徒行伝27:33-38

 髪の毛1本までも神が守る

 

27:33 夜が明けかけたころ、パウロは一同の者に、食事をするように勧めて言った、「あなたがたが食事もせずに、見張りを続けてから、何も食べないで、きょうが十四日目に当る。34 だから、いま食事を取ることをお勧めする。それが、あなたがたを救うことになるのだから。たしかに髪の毛ひとすじでも、あなたがたの頭から失われることはないであろう」。35 彼はこう言って、パンを取り、みんなの前で神に感謝し、それをさいて食べはじめた。36 そこで、みんなの者も元気づいて食事をした。37 舟にいたわたしたちは、合わせて二百七十六人であった。38 みんなの者は、じゅうぶんに食事をした後、穀物を海に投げすてて舟を軽くした。                 (使徒行伝27:33-38

 

 海の上をさまよっていたその2週間もの間、皆は、ほとんど何も食べないで過ごしていました。恐れに取りつかれ、生きる希望もほとんど失いかけて、食事をする気にもなれなくなっていたからです。33-34節、「夜が明けかけたころ、パウロは一同の者に、食事をするように勧めて言った、「あなたがたが食事もせずに、見張りを続けてから、何も食べないで、きょうが十四日目に当る。だから、いま食事を取ることをお勧めする。それが、あなたがたを救うことになるのだから。たしかに髪の毛ひとすじでも、あなたがたの頭から失われることはないであろう」。パウロと仲間たちばかりではなく、その船に乗り合わせているすべての人々を救ってくださると神が約束してくださっています24節)食事をして元気を出しなさいと励ましただけではなく、「神が救ってくださる」ことを皆に思い出させました。だから食事をする気持ちにもなって、元気が出て、それで飲み食いをすることもできました。あなたがたの髪の毛一本でも、あなたがたの頭から、ただ虚しくは 失われることはない。なぜなら、一本ずつの髪の毛まで含めて、神さまが彼らの生命と安全を保障してくださっているからです。食事のときに、神に感謝して祈りました。生きるためのパンを与えてくださった神が、パンだけでなく彼ら皆のいのちさえ守っていてくださることを神に感謝しました。37節で、「船に祈り合わせていたのは皆で276人だ」とわざわざ報告されています。髪の毛1本1本のように、この1人1人のいのちを神が守ってくださっている。この大切なことを、あの彼らも私たちも、ちゃんと、いつも覚えておくためにです。