2020年3月23日月曜日

3/22こども説教「牢獄に入れられる」使徒16:16-24


 3/22 こども説教 使徒行伝16:16-24

16:16 ある時、わたしたちが、祈り場に行く途中、占いの霊につかれた女奴隷に出会った。彼女は占いをして、その主人たちに多くの利益を得させていた者である。17 この女が、パウロやわたしたちのあとを追ってきては、「この人たちは、いと高き神の僕たちで、あなたがたに救の道を伝えるかただ」と、叫び出すのであった。18 そして、そんなことを幾日間もつづけていた。パウロは困りはてて、その霊にむかい「イエス・キリストの名によって命じる。その女から出て行け」と言った。すると、その瞬間に霊が女から出て行った。19 彼女の主人たちは、自分らの利益を得る望みが絶えたのを見て、パウロとシラスとを捕え、役人に引き渡すため広場に引きずって行った。20 それから、ふたりを長官たちの前に引き出して訴えた、「この人たちはユダヤ人でありまして、わたしたちの町をかき乱し、21 わたしたちローマ人が、採用も実行もしてはならない風習を宣伝しているのです」。22 群衆もいっせいに立って、ふたりを責めたてたので、長官たちはふたりの上着をはぎ取り、むちで打つことを命じた。23 それで、ふたりに何度もむちを加えさせたのち、獄に入れ、獄吏にしっかり番をするようにと命じた。24 獄吏はこの厳命を受けたので、ふたりを奥の獄屋に入れ、その足に足かせをしっかりとかけておいた。                   (使徒行伝16:16-24

 神さまを信じて、そうしたら良いことばかりがあるかと思っていた。でも、そうではありません。嬉しいことや良いこともあり、嫌なことや苦しいことも起こります。私たちもそうです。それでもなお、神を信じて生きることはとても幸いで、心強いのです。さて、困ったことが起きました。占いをする一人の女奴隷を助けてあげました。その女奴隷は朝も晩も何日も何日も「この人たちは神のしもべで~」とずっと叫び続けてついてきます。うるさくて心が休まらないし、とても迷惑で困ったから、だから仕方なしに助けてあげました。いつもは、「可哀そうだ。助けてあげたい」と助けてきましたから、とても珍しいことです。そうしたら、その主人たちがおかげでお金儲けができなくなって、とても損をして、怒って、彼らを牢獄に閉じ込めさせました。役人も、まわりにいた大勢の人々も、主イエスの弟子たちを牢獄に閉じ込めることに賛成しました。何度もムチを打たれ、足には足かせをはめられ、扉にもカギをかけられ、もう逃げられません。このあと何が起こるのかを、主の弟子たち自身も他の誰も知りません。苦しんでいた一人の女の人が苦しみから自由にされただけではなく、そこには他にも、神さまの救いの計画があったのです。どんな素敵な計画なのかは、来週、聖書を読んでごいっしょに確かめましょう。