2018年10月3日水曜日

9/30こども説教「主イエスの証人とされて」ルカ24:44-53


 9/30 こども説教 ルカ24:44-53
 『主イエスの証人とされて』

24:44 それから彼らに対して言われた、「わたしが以前あなたがたと一緒にいた時分に話して聞かせた言葉は、こうであった。すなわち、モーセの律法と預言書と詩篇とに、わたしについて書いてあることは、必ずことごとく成就する」。45 そこでイエスは、聖書を悟らせるために彼らの心を開いて46 言われた、「こう、しるしてある。キリストは苦しみを受けて、三日目に死人の中からよみがえる。47 そして、その名によって罪のゆるしを得させる悔改めが、エルサレムからはじまって、もろもろの国民に宣べ伝えられる。48 あなたがたは、これらの事の証人である。49 見よ、わたしの父が約束されたものを、あなたがたに贈る。だから、上から力を授けられるまでは、あなたがたは都にとどまっていなさい」。50 それから、イエスは彼らをベタニヤの近くまで連れて行き、手をあげて彼らを祝福された。51 祝福しておられるうちに、彼らを離れて、〔天にあげられた。〕52 彼らは〔イエスを拝し、〕非常な喜びをもってエルサレムに帰り、53 絶えず宮にいて、神をほめたたえていた。          (ルカ福音書24:44-53

 (内容に入る前に、一つ説明します。44節「モーセの律法と預言書と詩篇」とは旧約聖書の愛称であり、別名です。「律法と預言者」などとも呼び習わされてきました。また旧約聖書だけでなく、旧約新約の聖書全体にわたって救い主イエスについて証言されつづけており、それらはすべて神ご自身によって必ず成し遂げられます。神からの約束です――)
  まず49節で、「父から約束されたものを主イエスが贈り与えてくださる。上から力を授けられる」と言われたのは、主イエスを信じる一人一人の心の中に聖霊なる神が住んでくださるという約束です。聖霊なる神のお働きによって、神さまを信じて生きるための具体的な力が与えられつづけるということです(使徒1:4-5,2:1-4,コリント手紙(1)3:16-17。ビックリですね。だからこそ、その前の46-48節こそがとても大切です。救い主イエスの名によって、『罪のゆるしを得させる悔い改め』が全世界に宣べ伝えられ、また信じるあの弟子たちも、ここにいる私たち一人一人も、神の国の福音を宣べ伝えて生きる者たちとされ、その証人にされる。さて、『罪のゆるし』こそが神から与えられる救いの中身です。それは神に逆らって生きることを止めて、神を信じ、神の御心に素直に従って生きる人々が生み出されてゆくことです。救い主イエスの死と復活によって、この不思議な出来事がいよいよ始まる。神の国の福音を聞いた人々が、自分の心をグルリと神へと向け返して生きることをし始めます。これが悔い改めであり、神によって救われて生きる生活のはじまりです。だからこそ、初めに主イエスは言いました。「時は満ちた、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信ぜよ」(マルコ福音書1:15と。

 【補足/救いの約束】
やがて弟子たちは宣べ伝えはじめます、「悔い改めなさい。そして、あなたがたひとりびとりが罪のゆるしを得るために、イエス・キリストの名によって洗礼を受けなさい。そうすれば、あなたがたは聖霊の賜物を受けるであろう」(使徒2:38-)と。