2019年4月8日月曜日

4/7こども説教「柴の炎の中から」使徒7:30-38


 4/7 こども説教 使徒7:30-38
 『柴の炎の中から』
~ステパノの証言⑤~

     7:30 四十年たった時、シナイ山の荒野において、御使が柴の燃える炎の中でモーセに現れた。31 彼はこの光景を見て不思議に思い、それを見きわめるために近寄ったところ、主の声が聞えてきた、32 『わたしは、あなたの先祖たちの神、アブラハム、イサク、ヤコブの神である』。モーセは恐れおののいて、もうそれを見る勇気もなくなった。33 すると、主が彼に言われた、『あなたの足から、くつを脱ぎなさい。あなたの立っているこの場所は、聖なる地である。34 わたしは、エジプトにいるわたしの民が虐待されている有様を確かに見とどけ、その苦悩のうめき声を聞いたので、彼らを救い出すために下ってきたのである。さあ、今あなたをエジプトにつかわそう』。35 こうして、『だれが、君を支配者や裁判人にしたのか』と言って排斥されたこのモーセを、神は、柴の中で彼に現れた御使の手によって、支配者、解放者として、おつかわしになったのである。      (使徒行伝 7:30-38

  モーセが40歳の時には、彼は賢くて知恵もありとても大きな立派そうに見える人物だったので、神さまはモーセを神に仕える働き人にしませんでした(使徒7:17-29,出エジプト記2:1-22参照)40年たって、すっかり正反対に モーセはとても臆病で小さな小さな人間になっていたので、神に仕える働き人にされました。なぜなら神に仕える働き人は、ただ神にこそ信頼し、神にだけ聴き従う人間でなければ困るからです。34節、「わたしは、エジプトにいるわたしの民が虐待されている有様を確かに見とどけ、その苦悩のうめき声を聞いたので、彼らを救い出すために下ってきたのである。さあ、今あなたをエジプトにつかわそう」。そしたら80歳のモーセは、何と答えたでしょう? 「いえいえダメです。私は何者でもないし。出来ません、出来ません」と尻込みしつづけました。みんなから信用されないだろうし、私は口下手だし、人様の前で喋るのが苦手だし、あがっちゃうし、なんて言っていいか分からないし、ああでもないこうでもない。すると主なる神さまがモーセに言いました、「おいおい、だれが人に口を授けたのか。話せず聞えなくさせ、また見えたり見えなくさせる者はだれか。主なるわたしではないか。だから行きなさい。わたしはあなたの口と共にあって、あなたの言うべきことを一つ一つ、ちゃんと教えるから」(出エジプト記3:11-4:12を参照)。ビックリですが、それでもまだまだモーセは神に信頼しようとしません。「ダメです、ダメです。どうか他の適当な人に当たってください、ムリムリ」(出エジプト記4:13と。そのようにモーセは臆病で小さいだけじゃなく、とても頑固だったので、彼を説得して神を本気で信じさせるのはとてもとても大変でした。神さまに信頼し、神に聴き従って生きる旅路がこうして始まりました。35-38節で、「この人が奇跡としるしを行った。この人が~と言った。この人が伝えた」と報告されているこの臆病で小さくてとても頑固だったモーセを使って、神ご自身が、神の民を救い出しつづけました。