4/28 こども説教 使徒行伝7:51-53
『罪深い人々のために』
~ステパノからの証言⑧~
ユダヤ人の議会に力ずくで連れてこられて、そこで、主の弟子ステパノの証言がつづいています。神の国の福音についての証言です。
神の民とされた人たちの、神に逆らいつづける、とてもとても悪い罪の姿があばかれています。神の律法が与えられ、多くの預言者が語りかけ、立派な美しい神殿さえ与えられ、聖書の言葉を聞いている。けれど、ほとんどの者たちにはそれらは何の役にも立たなかったと厳しく責められています。「正しい方が来る」、それが救い主が神から遣わされてこの世界に来ることです。しかも正しい方、つまり救い主イエスを彼らは裏切り、殺してしまいました。51節、「ああ、強情で、心にも耳にも割礼のない人たちよ。あなたがたは、いつも聖霊に逆らっている。それは、あなたがたの先祖たちと同じである」。それは先祖と、この私たちのことです。けれど、その強情で、心も耳もとても頑固で、神に逆らいつづける罪人をゆるして救うために、救い主イエスの生命が差し出されました。聖書自身も証言します、「神が私たちの味方です。ご自身の御子をさえ惜しまないで、私たちすべての罪人のために死に渡されたかたが、どうして、御子イエス・キリストだけでなく、すべての良いものを贈り与えてくださらないことがあるでしょうか。いいえ、そんなはずは決してありません」(ローマ手紙8:31-32参照)。この同じ一つの福音の良い知らせを聞いて、あの彼らは激しく怒っています。嫌な気持ちになって怒る人たちと、わあ嬉しいと喜ぶ人たちと、いつも両方の人たちがいつづけます。