9/27 こども説教 使徒行伝20:1-6
『旅路を急いでいる』
20:1 騒ぎがやんだ後、パウロは弟子たちを呼び集めて激励を与えた上、別れのあいさつを述べ、マケドニヤへ向かって出発した。2 そして、その地方をとおり、多くの言葉で人々を励ましたのち、ギリシヤにきた。3 彼はそこで三か月を過ごした。それからシリヤへ向かって、船出しようとしていた矢先、彼に対するユダヤ人の陰謀が起ったので、マケドニヤを経由して帰ることに決した。4 プロの子であるベレヤ人ソパテロ、テサロニケ人アリスタルコとセクンド、デルベ人ガイオ、それからテモテ、またアジヤ人テキコとトロピモがパウロの同行者であった。5 この人たちは先発して、トロアスでわたしたちを待っていた。6 わたしたちは、除酵祭が終ったのちに、ピリピから出帆し、五日かかってトロアスに到着して、彼らと落ち合い、そこに七日間滞在した。(使徒行伝20:1-6)
主イエスの弟子たちの旅はつづきます。マケドニヤからギリシャへ、3カ月してシリヤへ向かおうとし、けれど道を戻り、祭りの後でピリピからトロアスにきて、そこで7日間過ごしました。エルサレムの都に向かって、彼らは旅を急いでいます。なんとかしてペンテコステの祭りまでにはエルサレムに辿り着いていたいと願いながら(16節)。旅を急いでいる理由はもう少し後で明かされます(22-23節を参照)が、もちろん自分たちの考えや計画通りではなく、神さまのご命令と指図に従ってです。「私の願い通りではなく、御心のままになさってください」と主イエスが父なる神さまに従いつづけたように、あの弟子たちも、そして私たちも同じ心得で、一日ずつを暮らします。
【補足/わたしの思いではなく】
御子イエス・キリストが御父に信頼し、従順でありつづけたように、私たちも御父と御子イエスに信頼し、従順であること。
⇒マルコ福音書14:36「アバ、父よ、あなたには、できないことはありません。どうか、この杯をわたしから取りのけてください。しかし、わたしの思いではなく、みこころのままになさってください」
⇒ローマ手紙8:15「あなたがたは再び恐れをいだかせる奴隷の霊を受けたのではなく、子たる身分を授ける霊を受けたのである。その霊によって、わたしたちは『アバ、父よ』と呼ぶのである」