9/13 こども説教 使徒行伝19:28-34
『大騒動(2)』
19:28 これを聞くと、人々は怒りに燃え、大声で「大いなるかな、エペソ人のアルテミス」と叫びつづけた。29 そして、町中が大混乱に陥り、人々はパウロの道連れであるマケドニヤ人ガイオとアリスタルコとを捕えて、いっせいに劇場へなだれ込んだ。30 パウロは群衆の中にはいって行こうとしたが、弟子たちがそれをさせなかった。31 アジヤ州の議員で、パウロの友人であった人たちも、彼に使をよこして、劇場にはいって行かないようにと、しきりに頼んだ。32 中では、集会が混乱に陥ってしまって、ある者はこのことを、ほかの者はあのことを、どなりつづけていたので、大多数の者は、なんのために集まったのかも、わからないでいた。33 そこで、ユダヤ人たちが、前に押し出したアレキサンデルなる者を、群衆の中のある人たちが促したため、彼は手を振って、人々に弁明を試みようとした。34 ところが、彼がユダヤ人だとわかると、みんなの者がいっせいに「大いなるかな、エペソ人のアルテミス」と二時間ばかりも叫びつづけた。 (使徒行伝19:28-34)
主イエスの弟子の一人が「人の手で造られたものは神ではない」と言ったことがきっかけになって、とても大きな騒動が起こりました。とくに、神殿の模型を造ってお金もうけをしていた銀細工職人たちが、腹を立てました。また、女神や神殿を大事に思う人たちも自分たちの信仰が悪く言われたと思って、大騒ぎをしはじめました。主イエスの弟子の何人かが無理矢理に捕まえられて、劇場に連れ去られました。乱暴なことをされるかもしれません。命の危険もあります。劇場の中に入った大勢の人たちはとても興奮して、それぞれ、いろいろなことを言い立て、騒いだり怒鳴ったりしつづけました。ユダヤ人のアレキサンデル(注)という人が皆の前に連れ出されましたが、ただユダヤ人だというだけで、人々はとても腹を立てて、その人の話をろくに聞こうともしません。ただただ叫びたてつづけます。
(注)1テモテ手紙1:20,2テモテ手紙4:14に同じ名前の人のことが報告されるが、同じ人なのかどうかは分からない。