9/20 こども説教 使徒行伝19:35-41
『市の書記役が静かにさせた』
19:35 ついに、市の書記役が群衆を押し静めて言った、「エペソの諸君、エペソ市が大女神アルテミスと、天くだったご神体との守護役であることを知らない者が、ひとりでもいるだろうか。36 これは否定のできない事実であるから、諸君はよろしく静かにしているべきで、乱暴な行動は、いっさいしてはならない。37 諸君はこの人たちをここにひっぱってきたが、彼らは宮を荒す者でも、われわれの女神をそしる者でもない。38 だから、もしデメテリオなりその職人仲間なりが、だれかに対して訴え事があるなら、裁判の日はあるし、総督もいるのだから、それぞれ訴え出るがよい。39 しかし、何かもっと要求したい事があれば、それは正式の議会で解決してもらうべきだ。40
きょうの事件については、この騒ぎを弁護できるような理由が全くないのだから、われわれは治安をみだす罪に問われるおそれがある」。41 こう言って、彼はこの集会を解散させた。 (使徒行伝19:35-41)
大変な大騒動になるところでした。市の書記役が出てきて、人々を鎮めて、集まりを解散させました。35-37節、「ついに、市の書記役が群衆を押し静めて言った、「エペソの諸君、エペソ市が大女神アルテミスと、天くだったご神体との守護役であることを知らない者が、ひとりでもいるだろうか。これは否定のできない事実であるから、諸君はよろしく静かにしているべきで、乱暴な行動は、いっさいしてはならない。諸君はこの人たちをここにひっぱってきたが、彼らは宮を荒す者でも、われわれの女神をそしる者でもない」。書記役は、女神や御神体や神殿に反対するわけではなく、また無理矢理に連れて来られたクリスチャンたちも何も不都合なことをしていないと説明しました。人間の手で造ったものが神なのかそうではないのかということに、書記役は一歩も踏み入らず、ただ騒ぎを鎮める必要があると考えただけでした。それでもなお今日でも、「人間の手で造ったものは神ではないこと、神ではないものにひれ伏したり、それに仕えたり、拝んだりしてはならない」(出エジプト記20:1-6,申命記5:6-10参照)ことは、神を信じて生きる私たち自身がいつでもどこででも従うべき、とても重要な戒めでありつづけます。さて書記役は、「みんなの前で何か訴えるべきことがあるなら、正式な市の会議があり、裁判もある。裁判官や地方総督たちに訴え出るがよい」と語りかけました。騒ぎはおさまりました。