3/21 こども説教 使徒行伝24:22-27
『総督は不安に思った』
24:22 ここでペリクスは、この道のことを相当わきまえていたので、 「千卒長ルシヤが下って来るのを待って、おまえたちの事件を判決することにする」と言って、裁判を延期した。23 そして百卒長に、パウロを監禁するように、しかし彼を寛大に取り扱い、友人らが世話をするのを止めないようにと、命じた。24 数日たってから、ペリクスは、ユダヤ人である妻ドルシラと一緒にきて、パウロを呼び出し、キリスト・イエスに対する信仰のことを、彼から聞いた。25 そこで、パウロが、正義、節制、未来の審判などについて論じていると、ペリクスは不安を感じてきて、言った、「きょうはこれで帰るがよい。また、よい機会を得たら、呼び出すことにする」。26 彼は、それと同時に、パウロから金をもらいたい下ごころがあったので、たびたびパウロを呼び出しては語り合った。27 さて、二か年たった時、ポルキオ・フェストが、ペリクスと交代して任についた。ペリクスは、ユダヤ人の歓心を買おうと思って、パウロを監禁したままにしておいた。 (使徒行伝24:22-27)
24-26節、「数日たってから、ペリクスは、ユダヤ人である妻ドルシラと一緒にきて、パウロを呼び出し、キリスト・イエスに対する信仰のことを、彼から聞いた。そこで、パウロが、正義、節制、未来の審判などについて論じていると、ペリクスは不安を感じてきて、言った、「きょうはこれで帰るがよい。また、よい機会を得たら、呼び出すことにする」。彼は、それと同時に、パウロから金をもらいたい下ごころがあったので、たびたびパウロを呼び出しては語り合った」。ペリクスという役人は、なかなか面白い人物です。彼は、主イエスを信じるパウロを2年間、自分の責任のもとに閉じ込め続けました。同時に、このパウロを何度も呼び出して、たびたび語り合いました。パウロからお金をもらいたいという下心(=した・ごころ。おもてに現わさずに持っている自分勝手な、自分の得を求める思い)もあった、と報告されています。また、キリスト教信仰の内容を聞かされて、そこにある正義、節制、未来の審判などについての神の御心、私たちに対する神の取り扱いを知り、不安にも感じました。もしかしたら本当のことかも知れないと思い始めたからです。だからこそペリクスは、その話を聞きつづけました。神さまがペリクスの心と耳を開かせつづけておられます。あのペリクスのためにも私たちのためにも、神さまがそのように生きて働いておられます。