2020年11月4日水曜日

11/1こども説教「主とその恵みの言葉に」使徒20:29-32

  11/1 こども説教 使徒行伝20:29-32

 『主とその恵みの言葉に』

 

20:29 わたしが去った後、狂暴なおおかみが、あなたがたの中にはいり込んできて、容赦なく群れを荒すようになることを、わたしは知っている。30 また、あなたがた自身の中からも、いろいろ曲ったことを言って、弟子たちを自分の方に、ひっぱり込もうとする者らが起るであろう。31 だから、目をさましていなさい。そして、わたしが三年の間、夜も昼も涙をもって、あなたがたひとりびとりを絶えずさとしてきたことを、忘れないでほしい。32 今わたしは、主とその恵みの言とに、あなたがたをゆだねる。御言には、あなたがたの徳をたて、聖別されたすべての人々と共に、御国をつがせる力がある。       (使徒行伝20:29-32

 

 キリストの教会にとても危ないときが近づいてきていて、それはこの時にも今日でもまったく同じです。福音の教えがねじ曲げられて、いろいろな間違った教えが教会の中に持ち込まれつづけて、人々を惑わします。だからこそ自分自身にも群れにもよくよく気を配っていなければなりません。32節、「今わたしは、主とその恵みの言とに、あなたがたをゆだねる。御言には、あなたがたの徳をたて、聖別されたすべての人々と共に、御国をつがせる力がある」。わたしは、神さまにゆだねます。これは祈りです。人々を励まして、福音の道理を説き明かそうとしながら、同時に、自分自身でも祈っているし、その1つの祈りへと皆を招き入れようとしています。1人の伝道者も、また群れに対して神から責任を託されている指導者たちも、皆、その重い責任を担うのに十分ではなく、誰もが貧しく、とても弱々しいからです。もし、神さまご自身が守ってくださるのでなければ、彼らも私たちも倒れてしまうほかないからです。また、神が守ってくださるなら、耐え忍んで、堅く立ちつづけることができるからです。だから、「主とその恵みの言葉に」その人々と自分自身のすべて全部を委ねる。あなたがたも、ぜひそうしなさいと祈りつつ、語りかけています。しかも神は、ご自身の言葉によって私たちに近づき、私たちを守ります。神の御言葉にこそ信頼を寄せつづける私たちです。