2020年7月14日火曜日

7/12こども説教「恐れるな、語りつづけよ」使徒18:9-11


 7/12 こども説教 使徒行伝18:9-11
 『恐れるな。語りつづけよ』

18:9 すると、ある夜、幻のうち に主がパウロに言われた、「恐れるな。語りつづけよ、黙っているな。10 あなたには、わたしがついている。だれもあなたを襲って、危害を加えるようなことはない。この町には、わたしの民が大ぜいいる」。11 パウロは一年六か月の間ここに腰をすえて、神の言を彼らの間に教えつづけた。       (使徒行伝18:9-11

 主イエスの弟子たちは、つまり私たちすべてのクリスチャンは、神さまのことを皆に知らせつづけます。学校の友達にも、近所の人たちにも、大切な家族の一人一人にも、「こういう神さまですよ。神さまを信じるととても安心で、こんなに嬉しいことがありますよ」と。嬉しい良いことがあり、また苦しく辛いことも次々とたくさんあります。誰でもそうです。励まされてホッと一安心したり、また心細くなったりの繰り返しです。実は、主イエスの弟子たちがコリントの町で伝道をしはじめた頃、とてもつらくて苦しくて心細くて、大変でした18:6「(ユダヤ人たちが)反抗してののしり続けた」,1コリント手紙2:3「弱く、かつ恐れ、不安だった」参照)
実は、主イエスの弟子たちがコリントの町で伝道をしはじめた頃、とてもつらくて苦しくて心細くて、大変でした。9-10節、「すると、ある夜、幻のうちに主がパウロに言われた、『恐れるな。語りつづけよ、黙っているな。あなたには、わたしがついている。だれもあなたを襲って、危害を加えるようなことはない』」。語りかけられている言葉で、その人の様子や態度がよく分かります。「恐れるな。恐れるな、大丈夫だから」と繰り返し励まされる。なぜでしょう? その人がとても恐れているからです。「語りつづけなさい」、くじけて黙り込んでしまいそうだからです。「私がついている。本当のことだよ」、誰も味方になってくれないし独りぼっちだと、心細く、とても弱気になっているからです。「あなたに誰も危害を加えない」、ひどい目にあいそうな気がして、とても怖がっているからです。その一晩だけ神さまに励ましていただいただけではありません。繰り返し、何度も何度も何度も「怖がらなくていいよ。大丈夫、私がついているからね」と励まされつづけて、それでようやく安心して働くことができました。だんだんと少しずつ、神さまに信頼する心がその人の中で育って、強く大きくなっていきました。私たちもそうです。