2/5 こども説教 ルカ10:1-16
『神の国が近づいた』
10:1 その後、主は別に七十二人を選び、行こうとしておられたすべての町や村へ、ふたりずつ先におつかわしになった。2
そのとき、彼らに言われた、「収穫は多いが、働き人が少ない。だから、収穫の主に願って、その収穫のために働き人を送り出すようにしてもらいなさい。・・・・・・5 どこかの家にはいったら、まず『平安がこの家にあるように』と言いなさい。6
もし平安の子がそこにおれば、あなたがたの祈る平安はその人の上にとどまるであろう。もしそうでなかったら、それはあなたがたの上に帰って来るであろう。7 それで、その同じ家に留まっていて、家の人が出してくれるものを飲み食いしなさい。働き人がその報いを得るのは当然である。家から家へと渡り歩くな。・・・・・・9
そして、その町にいる病人をいやしてやり、『神の国はあなたがたに近づいた』と言いなさい。 (ルカ福音書 10:1-9)
主イエスは弟子たちを、ご自分の弟子として町や村へと送り出しつづけます。1節に、「行こうとしておられた町や村へ~先につかわした」と書いてありました。つまり弟子たちの後から主イエスご自身が来てくださるつもりで、先に弟子たちを送り出した。そして後から、ちゃんと主イエスは出かけて来られました。はじめは12人を送り出しました。次には、ここにあるように72人を。ず~っと同じように送り出しつづけて、この私たちも主イエスによって、主イエスの弟子たちとして、それぞれの町や村や自分の家や学校やいろいろな職場へと送り出されつづけています(ルカ9:1-6,当箇所,マタイ28:16-20)。日曜日毎に集められ、主イエスから指図を受け、送り出されます。毎週毎週、集められ、主イエスから指図を受け、送り出されつづける。この自分自身も、そうやって送り出されている大勢の弟子たちの一人だと覚えておきましょう。主イエスから、その弟子たちとして送り出されたのでしたね。だから、主イエスの言いつけを守って、命じられているとおりの仕方で働きます。二人ずつ組にして送り出されたのは、このためです。主が教え、指図してくださったとおりに働くため。違う働き方をしようとするとき、「ええ、ダメだよダメだよ。そのやり方は主イエスから教えられたやり方と違うよ。そんなやり方をしていたら、主イエスから叱られてしまいますよ。もう忘れちゃったのかい」と互いに戒め合うためにです。まず、「働き人が少ない」と主イエスはおっしゃいました。多くて十分なときもあるでしょうけど、働き人が少なすぎて困るときがあります。どうしたらいいでしょう。2節、「収穫の主に願って、働き人を送り出すようにしてもらいなさい」と指図されています。他の誰によってでもなく! ただただ収穫の主こそが願いをかなえ、主が送り出してくださると信頼して、祈り求めるなら大丈夫です。そうでないなら困ります。私たちも「平安がこの家にあるように」、また「神の国が近づいた」(5,9節)と言いましょう。どんなふうに近づいたかというと、主イエスによくよく従って、主イエスから命じられたとおりに、主に対して忠実に働く弟子たちが来たので、その町にもこの家にも、生きて働く神さまご自身もまた、グングングングン近づいてきたのです。そこでもここでも、神が生きて働いておられます。