10/4 こども説教 使徒行伝20:7-12
『生き返った若者』
20:7 週の初めの日に、わたした ちがパンをさくために集まった時、パウロは翌日出発することにしていたので、しきりに人々と語り合い、夜中まで語りつづけた。8 わたしたちが集まっていた屋上の間には、あかりがたくさんともしてあった。9 ユテコという若者が窓に腰をかけていたところ、パウロの話がながながと続くので、ひどく眠けがさしてきて、とうとうぐっすり寝入ってしまい、三階から下に落ちた。抱き起してみたら、もう死んでいた。10 そこでパウロは降りてきて、若者の上に身をかがめ、彼を抱きあげて、「騒ぐことはない。まだ命がある」と言った。11 そして、また上がって行って、パンをさいて食べてから、明けがたまで長いあいだ人々と語り合って、ついに出発した。12 人々は生きかえった若者を連れかえり、ひとかたならず慰められた。 (使徒行伝20:7-12)
9-10節、「ユテコという若者が窓に腰をかけていたところ、パウロの話がながながと続くので、ひどく眠けがさしてきて、とうとうぐっすり寝入ってしまい、三階から下に落ちた。抱き起してみたら、もう死んでいた。そこでパウロは降りてきて、若者の上に身をかがめ、彼を抱きあげて、『騒ぐことはない。まだ命がある』と言った」。3回の窓から下に落ちたあの若者は本当に死んでいました。それなのに、生き返りました。マルタとマリヤの兄弟ですでに死んで4日もたっていたラザロを主イエスが死人の中からよみがえらせてくださったことを、すぐに思い出しました。ほかにも、会堂長ヤイロの娘、未亡人の一人息子を町の門のところでよみがえらせてくださり、それだけでなく、救い主イエスご自身が十字架にかけられて殺され、墓に葬られ、その三日目に墓からよみがえってその復活の姿を大勢の弟子たちに見せてくださったことも。「最も大切なこととして伝えられてきたのは、このことだ」(1コリント手紙1:15-11参照)と聖書は証言します。この大切なことを思い起こして、心に刻ませるために、神さまがこの特別な出来事を見せてくださいました。救い主イエスに率いられて、この私たち一人一人も、やがて死んで終わりではなく、このように死人の中からよみがえらせていただくことになっています。終わりの日の裁きをへて、神の永遠の御国に辿り着かせていただき、そこに神さまと共に住むことになっています。神さまからの約束です。だからこそ、彼らも私たちもとても慰められ、勇気を与えられつづけます。