2020年10月12日月曜日

10/11こども説教「兄弟姉妹を訪ねる理由」使徒20:1316

 10/11 こども説教 使徒行伝20:13-16

 『兄弟姉妹を訪ねる理由』

 

20:13 さて、わたしたちは先に舟に乗り込み、アソスへ向かって出帆した。そこからパウロを舟に乗せて行くことにしていた。彼だけは陸路をとることに決めていたからである。14 パウロがアソスで、わたしたちと落ち合った時、わたしたちは彼を舟に乗せてミテレネに行った。15 そこから出帆して、翌日キヨスの沖合にいたり、次の日にサモスに寄り、その翌日ミレトに着いた。16 それは、パウロがアジヤで時間をとられないため、エペソには寄らないで続航することに決めていたからである。彼は、できればペンテコステの日には、エルサレムに着いていたかったので、旅を急いだわけである。                   (使徒行伝20:13-16) 

 

 「旅を急いでいるんです」と少し前にお知らせしました。16節、「それは、パウロがアジヤで時間をとられないため、エペソには寄らないで続航することに決めていたからである。彼は、できればペンテコステの日には、エルサレムに着いていたかったので、旅を急いだわけである」。もうすぐ、はっきりと知らされますが、パウロはそのエルサレムの都で神さまからとても大切な役割を与えられることになっているからです22-23節を参照)。それで、とても大急ぎで次々と土地を訪ね歩いています。「急いで行きたいから」ではなく、「神さまから、そうしなさいと命令されたので」神さまの指図とその御心にこそ従っています。いつでもどこでも、「私の願いどおりではなく、神さまの御心にかなうことが成し遂げられますように」(マルコ福音書14:36,ローマ手紙8:14-16参照)という心得です。これが一番の大切なこと。次に目を留めておくべきことは、とても急いでいるのに、それでも途中の兄弟姉妹たちのところを次々と訪ね歩いていることです。時間がなくても、あわただしくても、彼らの顔を見て、ぜひ励ましたり、力づけたりしたいと願いました。自分たちの願いでもあり、それは神ご自身の願いでもあります。神の国の福音を語り、救いの恵みを確かめ、それを共々に味わうことが一番の励ましになります。彼らにとっても私たちにとっても、それが慰めです。