2020年8月2日日曜日

8/2こども説教「神について十分に知る」使徒18:24-28

 8/2 こども説教 使徒行伝18:24-28

 『神について十分に知る』

 

18:24 さて、アレキサンデリヤ生れで、聖書に精通し、しかも、雄弁なアポロというユダヤ人が、エペソにきた。25 この人は主の道に通じており、また、霊に燃えてイエスのことを詳しく語ったり教えたりしていたが、ただヨハネのバプテスマしか知っていなかった。26 彼は会堂で大胆に語り始めた。それをプリスキラとアクラとが聞いて、彼を招きいれ、さらに詳しく神の道を解き聞かせた。27 それから、アポロがアカヤに渡りたいと思っていたので、兄弟たちは彼を励まし、先方の弟子たちに、彼をよく迎えるようにと、手紙を書き送った。彼は到着して、すでにめぐみによって信者になっていた人たちに、大いに力になった。28 彼はイエスがキリストであることを、聖書に基いて示し、公然と、ユダヤ人たちを激しい語調で論破したからである。    (使徒行伝18:24-28

 

 アポロという名前の新しい伝道者が、神の国の福音を伝えて働き始めていました。彼は、聖書の中身をとてもよく分かっており、神を信じてどのように生きることができるか(=25節「主の道」)も十分に分かって、イエスのことを詳しく語ったり教えたりしていました。神について、ほとんどすっかり分かっていましたが、大事なことを1つだけ知りませんでした。「ただヨハネのバプテスマしか知らなかった」18:25,19:3。ここです。洗礼者ヨハネが知っていたことと、知らなかったこと。「私の後から来るかたが」と、ヨハネは救い主がもうすぐ来ることを知らせつづけました。けれど、その救い主がどこの誰で、何という名前のかたがは最初のうちははっきりとは分かっていませんでした。大事な1つのこと。イエスこそが神であり、救い主であり、その救い主イエスを信じて、ただ恵みによって救われることをです(使徒19:2-7を参照)。プリスキラとアクラ夫婦がこのことに気づきました。だから、アポロを自分たちのところに呼んで、彼がよく知らなかった1つのことを含めて、神を信じることの中身をくわしく説き明かしてあげました。主に仕えて働くためのアポロの準備が、これで、とうとうすっかり整いました。彼らはアポロを励まして、彼をよく迎えるようにと手紙を書き送って彼を送り出しました。28節、「彼(=アポロ)はイエスがキリストであることを、聖書に基いて示し、公然と、ユダヤ人たちを激しい語調で論破したからである」。こうして、あの新しく伝道者に加えられたアポロも、「イエスが救い主であり、この方を信じて生きることを聖書に基いてはっきりとしめす伝道者」になりました。それで神を信じて生きるように、自分自身と他の人たちを十分に励ましたり、力づけたりもできます。