2/2 こども説教 使徒行伝15:12-21
『神さまの願い』
15:12 すると、全会衆は黙ってしまった。それから、バルナバとパウロとが、彼らをとおして異邦人の間に神が行われた数々のしるしと奇跡のことを、説明するのを聞いた。13 ふたりが語り終えた後、ヤコブはそれに応じて述べた、「兄弟たちよ、わたしの意見を聞いていただきたい。14 神が初めに異邦人たちを顧みて、その中から御名を負う民を選び出された次第は、シメオンがすでに説明した。15 預言者たちの言葉も、それと一致している。すなわち、こう書いてある、16 『その後、わたしは帰ってきて、倒れたダビデの幕屋を建てかえ、くずれた箇所を修理し、それを立て直そう。17 残っている人々も、わたしの名を唱えているすべての異邦人も、主を尋ね求めるようになるためである。18 世の初めからこれらの事を知らせておられる主が、こう仰せになった』。19 そこで、わたしの意見では、異邦人の中から神に帰依している人たちに、わずらいをかけてはいけない。20 ただ、偶像に供えて汚れた物と、不品行と、絞め殺したものと、血とを、避けるようにと、彼らに書き送ることにしたい。21 古い時代から、どの町にもモーセの律法を宣べ伝える者がいて、安息日ごとにそれを諸会堂で朗読するならわしであるから」。
(使徒行伝15:12-21)
神さまが、この世界のすべての人と生き物とほかすべてを造りました。ご自分が造ったこれらすべてのものたちを、神さまは大切に愛します。ユダヤ人だけでなく、ほかすべての人間も、人間だけでなくすべての生き物もです。そして、神さまがそれらすべてをとても愛しておられるので、「私に愛されているすべてのものたちも、この私のことを愛するようになってほしい。ぜひ、そうであってほしい」と神さまは願いました。だってね、自分がその相手を大好きなだけなら、ちょっと淋しい。もし、相手もこの自分のことを大好きでいてくれるなら、とってもとっても嬉しい。17節、「残っている人々も、わたしの名を唱えているすべての異邦人も、主を尋ね求めるようになるためである」。これが、世界のはじめからの神さまの心からの願いです。