2/24 こども説教 使徒5:33-42
『もし、神から出たものならば』
5:33 これを聞いた者たちは、激しい怒りのあまり、使徒たちを殺そうと思った。34 ところが、国民全体に尊敬されていた律法学者ガマリエルというパリサイ人が、議会で立って、使徒たちをしばらくのあいだ外に出すように要求してから、35 一同にむかって言った、「イスラエルの諸君、あの人たちをどう扱うか、よく気をつけるがよい。・・・・・・37 そののち、人口調査の時に、ガリラヤ人ユダが民衆を率いて反乱を起したが、この人も滅び、従った者もみな散らされてしまった。38 そこで、この際、諸君に申し上げる。あの人たちから手を引いて、そのなすままにしておきなさい。その企てや、しわざが、人間から出たものなら、自滅するだろう。39 しかし、もし神から出たものなら、あの人たちを滅ぼすことはできまい。まかり違えば、諸君は神を敵にまわすことになるかも知れない」。そこで彼らはその勧告にしたがい、40 使徒たちを呼び入れて、むち打ったのち、今後イエスの名によって語ることは相成らぬと言いわたして、ゆるしてやった。41 使徒たちは、御名のために恥を加えられるに足る者とされたことを喜びながら、議会から出てきた。42 そして、毎日、宮や家で、イエスがキリストであることを、引きつづき教えたり宣べ伝えたりした。 (使徒行伝 5:33-42)
小さな子供も大人の方々も、どうぞよく聴いてください。
「人間に従うよりは神に従うべきだ」(使徒5:29)と救い主イエスの弟子たちは議会で証言しました。人々は激しく怒って、彼らを殺そうとしました。それを諌めて、「イスラエルの諸君、あの人たちをどう扱うか、よく気をつけるがよい」と皆に語りかける人がいました。後で分かりますが、このガマリエルという律法学者は主の弟子パウロに信仰を教えた先生です(使徒23:2を参照)。ここでも道理にかなった、誰にでも分かる、とてもきちんとしたことを語っています。38-39節、「そこで、この際、諸君に申し上げる。あの人たちから手を引いて、そのなすままにしておきなさい。その企てや、しわざが、人間から出たものなら、自滅するだろう。しかし、もし神から出たものなら、あの人たちを滅ぼすことはできまい。まかり違えば、諸君は神を敵にまわすことになるかも知れない」。その通りです。この一つのキリスト教会と、自分自身と家族の暮らしのこととしても十分にはっきりと分かるなら、私たちはとても幸いです。神から出たものか、それとも人間から出たものなのかと考えてみてください。もし、「神さまがこの教会を建て、私たちの信仰の歩みを始めさせてくださり、神さまご自身が支え、養い、保ってくださっている。本当にそうだ」と知るならば、その人には、どんな心配も恐れもありません。もし、それがちっとも分からなければ、するとその人には、恐ろしいことだらけで心細くて心配で仕方がないでしょう。