2018年1月9日火曜日

12/31こども説教「失望しないで祈り求める」ルカ18:1-8

 12/31 こども説教 ルカ18:1-8
 『失望しないで祈り求める』

18:1 また、イエスは失望せずに常に祈るべきことを、人々に譬で教えられた。2 「ある町に、神を恐れず、人を人とも思わぬ裁判官がいた。3 ところが、その同じ町にひとりのやもめがいて、彼のもとにたびたびきて、『どうぞ、わたしを訴える者をさばいて、わたしを守ってください』と願いつづけた。4 彼はしばらくの間きき入れないでいたが、そののち、心のうちで考えた、『わたしは神をも恐れず、人を人とも思わないが、5 このやもめがわたしに面倒をかけるから、彼女のためになる裁判をしてやろう。そしたら、絶えずやってきてわたしを悩ますことがなくなるだろう』」。6 そこで主は言われた、「この不義な裁判官の言っていることを聞いたか。7 まして神は、日夜叫び求める選民のために、正しいさばきをしてくださらずに長い間そのままにしておかれることがあろうか。8 あなたがたに言っておくが、神はすみやかにさばいてくださるであろう。しかし、人の子が来るとき、地上に信仰が見られるであろうか」。               (ルカ福音書 18:1-8

  もし、神さまに向かって願い求めつづけることができるなら、その人たちは幸せで、とても心強いです。私の願いなんか聞いてくれないんじゃないか、いくら祈っても無駄じゃないかとガッカリしたり、へこたれたりしてしまいやすい私たちです。神さまへの信頼が弱くなってしまいやすいからです。そこで主イエスが、このたとえ話を話してくださいました。「やもめ」というのは夫に先に死なれてしまって、心細く暮らす女の人です。私たち一人一人も、このやもめに似ています。まわりを見回すと、力と権力をもっている人たちがたくさんいます。お父さんお母さん、学校の先生とかお巡りさんとか。私たちは誰でもみな心細いし、困ったことも次々あるので、力をもっている誰かに助けてもらいたい。その同じ町に偉くて立派で力のあるらしい裁判官がいました。やもめはこの裁判官に助けてもらおうと考えました。その裁判官は、あまり真面目な裁判官ではありませんでした。いい加減に、不真面目に働いていましたし、正しいことをしようとも町の人々を助けてあげたいとも思っていませんでした。でも、あんまりしつこく頼まれたので、かもめのためにとうとう良い裁判をして助けてあげました。6-7節、「この不義な裁判官の言うことを聞いたか。まして神は」。分かりますか? いい加減で不真面目で、正しいことをしようとも町の人々を助けてあげたいとも思ってなかった悪い裁判官でさえ、これくらいのことをしてくれる。神さまは、この裁判官よりも千倍も万倍も正しくて思いやり深くて、あなたのことも大切に思ってくださるじゃないか。とても頼りになる神さまだと、あなたも知っているはずじゃないか。ね 神さまに助けてもらえると信頼して、願い求めて、聴き従って生きることができるなら、そうであるならば、とても安心です。とてもとても幸せです。