2017年6月20日火曜日

6/18こども説教「宝のあるところに心もある」ルカ12:33-34

 6/18 こども説教 ルカ12:33-34
 『宝のあるところに心もある』

12:33 自分の持ち物を売って、施しなさい。自分のために古びることのない財布をつくり、盗人も近寄らず、虫も食い破らない天に、尽きることのない宝をたくわえなさい。34 あなたがたの宝のある所には、心もあるからである。     (ルカ福音書 12:33-34

 このまえ買ってもらった素敵なロボットのおもちゃとか、おもちゃの小さな自動車とか小さなトラックとか小さな赤い消防自動車とか、お気に入りの本とかゲームとか。「これがあるから私は幸せだ。もし壊れたり無くしてしまったらとてもガッカリだ」と思う大事な大事な宝物を誰でも持っています。「自分のその大事な大事な宝物のあるところに、自分の心もある。自分の心も、それにくっついている」と主イエスが言いました。その通りですね。いろんな種類の宝物があります。例えば、「勉強がよくできて賢くて、仕事もよくできて、なんでもよく分かっていて、それで皆から誉められたり、頼りにされたりしている」という宝物がります。「体が上部で健康で、足腰しっかりしていて元気で、だから私は幸せで安心だ」という宝物もあります。「若くて、美人で、かっこよくて、髪の毛フサフサで」という宝物もあります。「銀行にたくさんお金を貯金してあるので、だから私は幸せで安心だ」という宝物もあります。さて、たいていの宝物はあまり長持ちしません。ガシャーンと落として、壊れちゃったり。泥棒に盗まれたり、悪い友だちが勝手に持っていっちゃったり。「健康で元気で若くて丈夫で、だから安心だ。幸せだ」と思っていたら、あっという間に年をとって足腰弱って、目も耳も衰え、物忘れもひどくなって、あまり仕事もできなくなって、それで淋しくなったり心細くてガッカリしている人たちもいます。
困りましたね。だから、ガシャーンと落として壊れちゃったり、泥棒に盗まれたり、虫に食べられたりしない、古くなったり破れたりしない財布に自分の宝物と自分の心を入れて、それを神さまのところに蓄えておきなさい。ああ、それなら安心だ。それなら何があっても、どんなときにも、ず~っと幸せだ。


【補足/とても良い格別な宝】
天に積んだ宝は、この地上に私たちの只中にも積み上げられてゆきます。ただ貯め込んで密かに積み上げられるだけじゃなくて、その宝や財産は生きて働きます。使徒行伝3:1-が、その実例。主イエスの弟子たちが神殿に上っていきました。すると、生まれながら足の不自由な男が運ばれてきて、神殿の門のそばに置かれていました。「さあ、私たちを見なさい。この私を、よくよく見なさい。私には金や銀はない。格別に頭がよいわけでもなく、仕事がよくできるわけでもなく、自慢できるような何かを持っているわけでもない。が実は、飛びっきりの格別な宝を一つを持っている。それをあげよう。ナザレの人イエスの名によって立ち上がり、歩きなさい。だって何しろ、この私も、そうやって立ち上がり、歩きはじめた。イエスの名によってこそ、心強く晴れ晴れとして、毎日毎日、歩きつづけている。それはとてもとても心強い。それは、すご~く晴れ晴れしている。もし良かったら、あなたもどうぞ」と。