8/1 こども説教 使徒行伝28:7-16
『ローマに到着』
28:7 さて、その場所の近くに、 島の首長、ポプリオという人の所有地があった。彼は、そこにわたしたちを招待して、三日のあいだ親切にもてなしてくれた。8 たまたま、ポプリオの父が赤痢をわずらい、高熱で床についていた。そこでパウロは、その人のところにはいって行って祈り、手を彼の上においていやしてやった。9 このことがあってから、ほかに病気をしている島の人たちが、ぞくぞくとやってきて、みないやされた。10 彼らはわたしたちを非常に尊敬し、出帆の時には、必要な品々を持ってきてくれた。……14
そこで兄弟たちに会い、勧められるまま、彼らのところに七日間も滞在した。それからわたしたちは、ついにローマに到着した。15 ところが、兄弟たちは、わたしたちのことを聞いて、アピオ・ポロおよびトレス・タベルネまで出迎えてくれた。パウロは彼らに会って、神に感謝し勇み立った。16 わたしたちがローマに着いた後、パウロは、ひとりの番兵をつけられ、ひとりで住むことを許された。
(使徒行伝28:7-16)
パウロさんは、もうすぐ旅の目的地であるローマに辿り着こうとしています。そこでローマの王様と多くの人々の前で、神の国の福音についてお知らせする役割を神さまから与えられていたからです。途中で、流れ着いた島の首長のお父さんの病気を治してあげて、他たくさんの人たちの病気も治してあげました。舟の旅はつづき、ローマに到着しました。15-16節、「ところが、兄弟たちは、わたしたちのことを聞いて、アピオ・ポロおよびトレス・タベルネまで出迎えてくれた。パウロは彼らに会って、神に感謝し勇み立った。わたしたちがローマに着いた後、パウロは、ひとりの番兵をつけられ、ひとりで住むことを許された」。出迎える信仰の仲間たちがいたことは、パウロを励まし、とても勇気を与えました。どうしてかと言うと、キリスト教の信仰は多くの人々に嫌われたり、憎まれたりしていて危険であり、出迎えた人々はそれを分かった上で、彼の仲間として皆の前でふるまってくれたからです。パウロが暮らすことになった牢獄についても、特別に思いやり深く扱われました。これなら、クリスチャンたちや他の人々も怖がらずに彼に会いに来ることができます。すべて神さまが、百人隊長にも牢獄の責任者にも島の人たちや出迎えの人たちにも、親切な良い取り扱いをさせてくださったからです。