8/15 こども説教 使徒行伝28:21-24
『神の福音を語りつづける』
28:21 そこで彼らは、パウロに言った、「わたしたちは、ユダヤ人たちから、あなたについて、なんの文書も受け取っていないし、また、兄弟たちの中からここにきて、あなたについて不利な報告をしたり、悪口を言ったりした者もなかった。22 わたしたちは、あなたの考えていることを、直接あなたから聞くのが、正しいことだと思っている。実は、この宗派については、いたるところで反対のあることが、わたしたちの耳にもはいっている」。23 そこで、日を定めて、大ぜいの人が、パウロの宿につめかけてきたので、朝から晩まで、パウロは語り続け、神の国のことをあかしし、またモーセの律法や預言者の書を引いて、イエスについて彼らの説得につとめた。24 ある者はパウロの言うことを受けいれ、ある者は信じようともしなかった。 (使徒行伝28:21-24)
たずねてきたユダヤ人たちは、「この宗派について、反対のあることが私たちの耳にも入っている」と打ち明けてくれました。この宗派とは、私たちの信じているキリスト教の信仰のことです。今でも、私たちを良く言うものも悪く言う者たちも、また、その中身をまったく何も知らない人たちも大勢います。けれど、少なくとも、彼らは耳を傾けて聞こうとしてくれました。
23-24節、「そこで、日を定めて、大ぜいの人が、パウロの宿につめかけてきたので、朝から晩まで、パウロは語り続け、神の国のことをあかしし、またモーセの律法や預言者の書を引いて、イエスについて彼らの説得につとめた。ある者はパウロの言うことを受けいれ、ある者は信じようともしなかった」。ユダヤ人も外国人も大勢の人たちがパウロさんのところに来てくれて、神の国の福音について語られることを聞きました。どんな神なのか。その神がどういう救いと幸いを与えてくれるのか。どういう私たちなのか。神を信じて、この私たちがどのように生きることができるのか。それが、福音の中身です。そして、もちろん語られたことを受け入れて、信じる人々がいました。また、受け入れず、信じようとしない人々もいました。どうしてかというと、神さまご自身が信じさせてくださらなければ、誰も受け入れることも信じることもできないからです(ヨハネ福音書6:37,44「父が引き寄せてくださらなければ」,1コリント12:3「聖霊によらなければ~」)。そのようにして今日でも、これからも、神の国の福音が世界中のあちこちで語られつづけます。