1/24 こども説教 使徒行伝23:1-5
『白く塗られた壁よ』
23:1 パウロは議会を見つめて言 った、「兄弟たちよ、わたしは今日まで、神の前に、ひたすら明らかな良心にしたがって行動してきた」。2 すると、大祭司アナニヤが、パウロのそばに立っている者たちに、彼の口を打てと命じた。3
そのとき、パウロはアナニヤにむかって言った、「白く塗られた壁よ、神があなたを打つであろう。あなたは、律法にしたがって、わたしをさばくために座についているのに、律法にそむいて、わたしを打つことを命じるのか」。4 すると、そばに立っている者たちが言った、「神の大祭司に対して無礼なことを言うのか」。5
パウロは言った、「兄弟たちよ、彼が大祭司だとは知らなかった。聖書に『民のかしらを悪く言ってはいけない』と、書いてあるのだった」。(使徒行伝23:1-5)
主イエスの弟子とされたパウロは、ユダヤ人の議会の前に立って語り始めています。「兄弟たちよ、わたしは今日まで、神の前に、ひたすら明らかな良心にしたがって行動してきた」と。すると、ユダヤの神を信じる人々の中で一番偉い、
神に対する責任を担っているはずの大祭司がパウロのそばに立っている者に、「彼の口を打て」といきなり命じました。すべてのクリスチャンは、このパウロのように、神さまを信じる信仰によって話をしたり、働いたりします。そこで口を叩かれたり、乱暴をされることもあるかも知れません。そのとき、ただ殴られたり蹴られたりされるのを我慢しなさいとは神さまから命じられていません。悪いことは悪いと言い、「止めなさい。そんなことはしてはいけない」と立ち向かうことがゆるされています。もちろんです。3節、「そのとき、パウロはアナニヤにむかって言った、『白く塗られた壁よ(マタイ23:27-28「白く塗った墓に似ている」参照)、神があなたを打つであろう。あなたは、律法にしたがって、わたしをさばくために座についているのに、律法にそむいて、わたしを打つことを命じるのか』」。しかもその相手は、神の律法に従って裁きをしなくてはならないはずの人でした。その人が、神の教えに背いて、間違った悪い仕方で口を閉じさせようとしたのです。その間違いと悪さを、その相手にもまわりにいるすべての人々にも、はっきりと知らせなければなりません。みな共々に、神の教えに従う者たちであるためにです。