12/27 こども説教 使徒行伝 22:6-11
22:6 旅をつづけてダマスコの近くにきた時に、真昼ごろ、突然、つよい光が天からわたしをめぐり照した。7 わたしは地に倒れた。そして、『サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか』と、呼びかける声を聞いた。8 これに対してわたしは、『主よ、あなたはどなたですか』と言った。すると、その声が、『わたしは、あなたが迫害しているナザレ人イエスである』と答えた。9 わたしと一緒にいた者たちは、その光は見たが、わたしに語りかけたかたの声は聞かなかった。10 わたしが『主よ、わたしは何をしたらよいでしょうか』と尋ねたところ、主は言われた、『起きあがってダマスコに行きなさい。そうすれば、あなたがするように決めてある事が、すべてそこで告げられるであろう』。11 わたしは、光の輝きで目がくらみ、何も見えなくなっていたので、連れの者たちに手を引かれながら、ダマスコに行った。 (使徒行伝
22:6-11)
主イエスの弟子パウロは、人々に神の救いをしらせるために、エルサレムの都に来て、話し始めています。神さまによって連れて来られました。
このパウロは、「救い主イエスを信じる前には、私はこの信仰を憎み、信じるクリスチャンたちを困らせたり、縛って牢獄に閉じ込めたり、殺したりしていた」と皆の前で打ち明け始めました(4-5節)。7-8節、「わたしは地に倒れた。そして、『サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか』と、呼びかける声を聞いた。これに対してわたしは、『主よ、あなたはどなたですか』と言った。すると、その声が、『わたしは、あなたが迫害しているナザレ人イエスである』と答えた」。「サウロ、サウロ」と主イエスがパウロに呼びかけました。パウロは元々はサウロという名前でしたが、後でパウロという呼び名に変えたからです。救い主イエスが、この人、パウロに直接に語りかけています。「私は、あなたが迫害しているナザレ人イエスである。なぜ私を迫害するのか。なぜ、私を困らせたり、乱暴していじめたり、牢獄に閉じ込めたり、私を殺そうとしたりするのか」。とても驚きました。ええっ。ただ神を信じているクリスチャンたちを憎んで、目の前にいるその人たちを困らせ、いじめたり乱暴したり、ひどい目にあわせているだけだと思っていました。けれど、「違う」と言われました。神を信じて生きるその一人一人を憎んだり、バカにしたり、困らせたりイジメたり乱暴したり、ひどい目にあわせているとき、その1つ1つの悪いことは全部、この私に対してしていることだと救い主イエスから語りかけられました(当箇所。さらにすべての小さなものたちへと、神のこの同じ祝福と警告は拡げられる。マタイ25:31-46「これらの最も小さい者のひとりにしたのは、すなわち、わたしにしたのである。~しなかったのは、すなわち、わたしにしなかったのである」を参照)。知らかなかった。そんなこと思ってもいなかった。頭をガツンと殴られたような気がしました。彼は地面に倒れて、目が見えなくなりました。手を引かれて、そのまま彼はダマスコの町へ連れていかれます。