12/15 こども説教 使徒行伝13:38-43
13:38 だから、兄弟たちよ、この事を承知しておくがよい。すなわち、このイエスによる罪のゆるしの福音が、今やあなたがたに宣べ伝えられている。そして、モーセの律法では義とされることができなかったすべての事についても、39 信じる者はもれなく、イエスによって義とされるのである。40 だから預言者たちの書にかいてある次のようなことが、あなたがたの身に起らないように気をつけなさい。41 『見よ、侮る者たちよ。驚け、そして滅び去れ。わたしは、あなたがたの時代に一つの事をする。それは、人がどんなに説明して聞かせても、あなたがたのとうてい信じないような事なのである』」。42 ふたりが会堂を出る時、人々は次の安息日にも、これと同じ話をしてくれるようにと、しきりに願った。43 そして集会が終ってからも、大ぜいのユダヤ人や信心深い改宗者たちが、パウロとバルナバとについてきたので、ふたりは、彼らが引きつづき神のめぐみにとどまっているようにと、説きすすめた。
(使徒行伝13:38-43)
誰が、どんなふうに救われるのかということが話されました。これが、一番大切です。38-39節、「だから、兄弟たちよ、この事を承知しておくがよい。すなわち、このイエスによる罪のゆるしの福音が、今やあなたがたに宣べ伝えられている。そして、モーセの律法では義とされることができなかったすべての事についても、信じる者はもれなく、イエスによって義とされるのである」。モーセの律法では義とされない、と語られました。そして、罪のゆるしの福音と。正しく良い行いをし、それを十分に積み重ねて、それで救われるわけではありません。ゆるされて、恵みに値しない者たちが救われるし、ただ神さまからの恵みによって救われる。誰も彼もが皆、神に逆らって罪を積み重ね、滅びるほかない薄暗がりに閉じ込められていました。その罪をただゆるしてくださって、ただ神の恵みによって救われるほか、私たちには救われる道はありません。その罪のゆるしは、救い主イエスを信じるというただ1点で、誰にでも分け隔てなく与えられます。価なしに、ただ恵みによって、ただ救い主イエスキリストによる罪のあがないとゆるしによって救われる。これが、神さまから贈り与えられる救いの中身です(ローマ手紙3:21-27,1テモテ手紙1:15)。ムズカシイことは一つも言っていません。とても単純で簡単です。でもどうしたわけか、それを分かって信じることはとても難しい。だから41節で、「人がどんなに説明して聞かせても、あなたがたのとうてい信じないようなことだ」と。つまり、神さまご自身がその人に分からせ、信じさせてくださるのでなければ、誰も分からないし、罪人をゆるして救うなどと信じられないはずです。ですから、この通りに聴いて信じることのできる人たちは、とても幸いです。