10/27 こども説教 使徒行伝13:4-12
『魔術師との対決』
13:4 ふたりは聖霊に送り出されて、セルキヤにくだり、そこから舟でクプロに渡った。5 そしてサラミスに着くと、ユダヤ人の諸会堂で神の言を宣べはじめた。彼らはヨハネを助け手として連れていた。6 島全体を巡回して、パポスまで行ったところ、……この総督は賢明な人であって、バルナバとサウロとを招いて、神の言を聞こうとした。8 ところが魔術師エルマ(彼の名は「魔術師」との意)は、総督を信仰からそらそうとして、しきりにふたりの邪魔をした。9 サウロ、またの名はパウロ、は聖霊に満たされ、彼をにらみつけて10 言った、「ああ、あらゆる偽りと邪悪とでかたまっている悪魔の子よ、すべて正しいものの敵よ。主のまっすぐな道を曲げることを止めないのか。11 見よ、主のみ手がおまえの上に及んでいる。おまえは盲目になって、当分、日の光が見えなくなるのだ」。たちまち、かすみとやみとが彼にかかったため、彼は手さぐりしながら、手を引いてくれる人を捜しまわった。12 総督はこの出来事を見て、主の教にすっかり驚き、そして信じた。 (使徒行伝13:4-12)
いま、ケンちゃんは生きています。かずきさんも、よしき君も、姉さんたちも。お父さんお母さん、家で留守番をしているおじいちゃんも、学校の友達皆も生きていて、それぞれ働いたり、勉強したり遊んだり。でもね、それだけではなく、神さまも生きて働いておられます。本当ですよ。
主イエスの弟子たちは人々によってではなく、神ご自身によって送り出されて、神の国の福音を宣べ伝える働きをしつづけています。あの時も、今もこれからも。神ご自身が送り出したからには、その働きの間中、彼らの働きは神ご自身によって守られ、支えられつづけます。サウロが魔術師と対決して打ち負かすことができたのも、神ご自身が彼のためにも働いてくださっているからです。9-11節、「サウロ、またの名はパウロ、は聖霊に満たされ、彼をにらみつけて言った、『ああ、あらゆる偽りと邪悪とでかたまっている悪魔の子よ、すべて正しいものの敵よ。主のまっすぐな道を曲げることを止めないのか。見よ、主のみ手がおまえの上に及んでいる。おまえは盲目になって、当分、日の光が見えなくなるのだ』」。その通りになりました。神さまが私たちをご自分のほうへと引き寄せ、また御心にかなって歩ませようとする道や手段を、それは『主の道。しかも、主のまっすぐな道』(10節)だと聖書は語ります。道が曲がりくねって凸凹で、狭くて、とても歩きにくいと感じる人々がいます。なぜかと言うと、サタンが邪魔をして、そのように見せています。けれど、その道は本当はまっすぐで、広々していて平らで、とても歩きやすいのです。なぜなら、主に従って歩く道だからです(「♪主に従うことは」;こども讃美歌53番,讃美歌21-507番)。心が晴れ晴れして、力が湧いてくる道です。うれしい気持ちになって、他の人たちといっしょに歩くこともできる道です。ビクビクして怖がっていた人も、安心して主に従って進む道を歩いてゆくことができます。