9/9 こども説教 ルカ24:13-28
『エマオ村への道で』
24: 19・・・・・・「ナザレのイエスのことです。・・・・・・21 わたしたちは、イスラエルを救うのはこの人であろうと、望みをかけていました。しかもその上に、この事が起ってから、きょうが三日目なのです。22 ところが、わたしたちの仲間である数人の女が、わたしたちを驚かせました。というのは、彼らが朝早く墓に行きますと、23 イエスのからだが見当らないので、帰ってきましたが、そのとき御使が現れて、『イエスは生きておられる』と告げたと申すのです。24 それで、わたしたちの仲間が数人、墓に行って見ますと、果して女たちが言ったとおりで、イエスは見当りませんでした」。25 そこでイエスが言われた、「ああ、愚かで心のにぶいため、預言者たちが説いたすべての事を信じられない者たちよ。26 キリストは必ず、これらの苦難を受けて、その栄光に入るはずではなかったのか」。27 こう言って、モーセやすべての預言者からはじめて、聖書全体にわたり、ご自身についてしるしてある事どもを、説きあかされた。28 それから、彼らは行こうとしていた村に近づいたが、イエスがなお先へ進み行かれる様子であった。(ルカ福音書24:13-28)
この二人の弟子たちと私たちはよく似ていますね。そっくりです。とても愚かで、だから何度も何度も心が鈍くされてしまいやすいところが似ている。もし、このまま放っておかれれば、神さまを信じることができなくされてしまう。だから救い主イエスは、わざわざこの二人のために、この私たち一人一人のためにも! いっしょに道を歩いて聖書の福音をくわしく説き明かしてくださいました。25節以下、「ああ、愚かで心のにぶいため、預言者たちが説いたすべての事を信じられない者たちよ。26 キリストは必ず、これらの苦難を受けて、その栄光に入るはずではなかったのか」。こう言って、モーセやすべての預言者からはじめて、聖書全体にわたり、ご自身についてしるしてある事どもを、説き明かしてくださった。「愚かで心のにぶいため、預言者たちが説いたすべての事を信じられない」と言われました。預言者たちが説いた、そして聖書に書いてあるすべての事を信じられない。これが、私たちの愚かさと心の鈍さの中身です。その愚かさは、自分を神より賢いと思い込んでしまいます(コリント手紙(1)1:18-31,ヨハネ手紙(2)9「すべてキリストの教をとおり過ごして、それにとどまらない者は、神をもっていない」,ローマ手紙11:20,25「高ぶった思いを抱かないで、むしろ恐れなさい」「兄弟たち、自分が知者だと自負することがないために~」)。それで、すべてではなくその中のいくつか、自分が気に入ったところだけをつまみ喰いのようにして信じていました。だから、いつまでたっても神を信じることができません。その彼らと私たちのために、主イエスはモーセやすべての預言者からはじめて、聖書全体にわたり、ご自身についてしるしてある事どもを、説き明かしてくださいます。聖書にはっきりと記されてある救い主イエスの死と復活を。もし、本気になって信じることができるなら、その人はとても幸いです。