2018年12月10日月曜日

12/9こども説教「救われる者たち」使徒2:40-47


 12/9 こども説教 使徒2:40-47
 『救われる者たち』

2:40 ペテロは、ほかになお多くの 言葉であかしをなし、人々に「この曲った時代から救われよ」と言って勧めた。41 そこで、彼の勧めの言葉を受けいれた者たちは、バプテスマを受けたが、その日、仲間に加わったものが三千人ほどあった。42 そして一同はひたすら、使徒たちの教を守り、信徒の交わりをなし、共にパンをさき、祈をしていた。43 みんなの者におそれの念が生じ、多くの奇跡としるしとが、使徒たちによって、次々に行われた。44 信者たちはみな一緒にいて、いっさいの物を共有にし、45 資産や持ち物を売っては、必要に応じてみんなの者に分け与えた。46 そして日々心を一つにして、絶えず宮もうでをなし、家ではパンをさき、よろこびと、まごころとをもって、食事を共にし、47 神をさんびし、すべての人に好意を持たれていた。そして主は、救われる者を日々仲間に加えて下さったのである。   (使徒行伝 2:40-47

  キリスト教会のさいしょの頃の様子が紹介されています。天と地の一切の権威を授けられた救い主イエスが弟子たちに、こうお命じになりました。「あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、父と子と聖霊との名によって、彼らに洗礼を施し、あなたがたに命じておいたいっさいのことを守るように教えなさい」(マタイ28:18-20と。それで、弟子たちは命じられ、教えられてきたことを、教えられたとおりに教え、命じられたとおりに命じつづけます。まず、「この曲がった時代から救われよ」と語りかけられました。何がどう曲がっているのかといいますと、神さまの御心が私たち人間によって、それぞれ勝手に曲げられ、御心にかなわないことがなされてゆきます。「救われる」とは、自分勝手にわがままに生きようとするその誘惑に負けないように立ち向かって、神さまの御心にかなって生きようと願いつづけ、神さまに信頼し、聞き従って生きることです。46節で、「心を一つにして」礼拝をし、聖晩餐のパンと杯にあずかり、神を讚美したことが告げられていました。さて、どうしたら「心が1つに」なるでしょう。3人いたら3つの心、6人いたら6つの心です。自分や誰彼の心のとおりにではなく、自分勝手にでもなく、それらを引っ込めて、ただただ神さまの御心に従おうとするとき、そこでようやく「心が1つに」なります。そのためにこそ昔も今も、私たちは神さまを礼拝をし、聖晩餐のパンと杯にあずかり、神を讚美しつづけます。

   【補足/心を一つに】
「一つ心になって」(ピリピ手紙1:27,2:2,4:2)とたびたび勧められます。難しいことです。偶然に趣味や考え方が一致してというのではなく、我慢して、「はい。その通りですね」と渋々従うことでもなく、力が強く声の大きな人の意見に嫌々ながら流されてゆくのでもなく。それは、ただただ主なる神さまによって深く戒められ、主に対する慎みと信頼とを回復させていただいて、そこでようやく兄弟たちは、神に従って生きようとする者たちとされました。