2017年12月12日火曜日

12/10こども説教「するべきことをする幸せ」ルカ17:7-10

 12/10 こども説教 ルカ17:7-10
 『するべきことをする幸せ』

17:7 あなたがたのうちのだれかに、耕作か牧畜かをする僕があるとする。その僕が畑から帰って来たとき、彼に『すぐきて、食卓につきなさい』と言うだろうか。8 かえって、『夕食の用意をしてくれ。そしてわたしが飲み食いするあいだ、帯をしめて給仕をしなさい。そのあとで、飲み食いをするがよい』と、言うではないか。9 僕が命じられたことをしたからといって、主人は彼に感謝するだろうか。10 同様にあなたがたも、命じられたことを皆してしまったとき、『わたしたちはふつつかな僕です。すべき事をしたに過ぎません』と言いなさい」。(ルカ福音書 17:7-10

  ケンちゃ~ん。神さまがご主人で、私たちは皆、そのしもべであり召使同士である。これこそ、とても大事な『イロハ』のイです。主人の家で、主人のいいつけに従って、主人に仕える仕事をそれぞれにします。畑を耕したり、牛や豚や鶏などの世話をしたり、草むしりをしたり、掃除や洗濯をしたり、買い物に行ったりご飯支度をしたり。言いつけられた一つの仕事を終えて主人の家に戻ってきたとき、「ごくろうさん。ごくろうさん。さあさあ、すぐに食卓について食事をしなさい」とは言われない。もし、それでカチンときて「えええ、なんで?」と嫌な顔をするなら、いつの間にか自分がしもべであり、主人の召使いであることをうっかり忘れてしまったからでしょう。召使いではなく、自分が主人であるかのように思い違いをしてしまったからかもしれません。8-10節、「かえって、『夕食の用意をしてくれ。そしてわたしが飲み食いするあいだ、帯をしめて給仕をしなさい。そのあとで、飲み食いをするがよい』と、言うではないか。僕が命じられたことをしたからといって、主人は彼に感謝するだろうか。同様にあなたがたも、命じられたことを皆してしまったとき、『わたしたちはふつつかな僕です。すべき事をしたに過ぎません』と言いなさい」。主人に言いつけられた、すべきことを、心を込めて精一杯にしましょう。してはいけないことを、しないでおきましょう。なにしろとても良い素敵なご主人さまだからです。この主人のことが大好きだからです。それこそが格別に幸せで嬉しい生活だからです。「ふつつかな僕です。すべき事をしたに過ぎません。ふつつかな僕です。すべき事をしたに過ぎません」。なんと気持ちのよい、晴れ晴れした言葉でしょうか。「私はふつつかなしもべです」と口ずさむ度毎に、心が安らぎます。朝も昼も晩も、この言葉を口ずさみつづけられるなら、とても幸せです。

  【補足/神を自分の主人とする生き方】
   「主なる神」と言い、「主イエス」と言い習わしてきました。神が主人であり、私たちはそのしもべであり召使いです。主人が、この私たち一人一人をご自身に仕えるしもべとして選んでくださいました。しかも、私たちも、この神を自分の主人とすることを自分自身でも選び取りました。「もし嫌なら、別の神々の中から好きなものを選ぶがよい」とも言われながら。「私はふつつかなしもべ。すべきことを」と肝に銘じつづけ、やがて主人から「善かつ忠なるしもべ。よくやった」と誉められるときを夢見ながら暮らします(ヨシュア記24:14-15,マタイ25:23)。