2017年9月6日水曜日

9/3こども説教「自分を高くする者は低くされて」ルカ14:7-11

 9/3 こども説教 ルカ14:7-11
 『自分を高くする者は低くされて』

14:7 客に招かれた者たちが上座 を選んでいる様子をごらんになって、彼らに一つの譬を語られた。8 「婚宴に招かれたときには、上座につくな。あるいは、あなたよりも身分の高い人が招かれているかも知れない。9 その場合、あなたとその人とを招いた者がきて、『このかたに座を譲ってください』と言うであろう。そのとき、あなたは恥じ入って末座につくことになるであろう。10 むしろ、招かれた場合には、末座に行ってすわりなさい。そうすれば、招いてくれた人がきて、『友よ、上座の方へお進みください』と言うであろう。そのとき、あなたは席を共にするみんなの前で、面目をほどこすことになるであろう。11 おおよそ、自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされるであろう」。         (ルカ福音書 14:7-11

  この国でも、『部屋の一番奥の真ん中の席や、金ピカの屏風が立てられたその前の席は、一番ご立派で身分の高いおエライ人たちが座る場所。その反対に、入口近くは身分の低いシモジモの者たちの座る場所』と決まっているらしいです。でもそれは、キリスト教の神さまを信じていない人たちのやり方・考え方です。私たちは、そのしきたりには従いません。なぜでしょう? 神さまが「それは大間違いだ」と教えておられ、「あなたがたの間ではそうであってはならない」と命じておられるからです。自分に対してだけではなく、クリスチャンはどこの誰をも高く持ち上げたり、特別扱いしたり、祭り上げたり崇めたりしてはいけません。内閣総理大臣や天皇陛下さまだろうが、どこの何様に対してもです。そうしながら人を分け隔てし、人の値打ちに区別を持ち込み、他の誰かを見下すことになるからです。ご立派で正しくて偉いお方は、ただただ神さまだけだからです。しかも主イエスご自身が、「心を入れ替え、自分を低くして小さな子供のようにならなければ、誰でも決して神の国に入ることはできない」とはっきり仰いました(マタイ18:3「よく聞きなさい。心をいれかえて幼な子のようにならなければ、天国に入ることはできない」,20:25-28異邦人の支配者たちはその民を治め、また偉い人たちは、その民の上に権力をふるっている。あなたがたの間ではそうであってはならない。かえって、あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、仕える人となり、あなたがたの間でかしらになりたいと思う者は、僕とならねばならない。それは、人の子がきたのも、仕えられるためではなく、仕えるためであり、また多くの人のあがないとして、自分の命を与えるためであるのと、ちょうど同じである,コリント手紙(1)4:6「ひとりの人をあがめ、ほかの人を見下げて高ぶることのないため」参照)。あなたも、よくよく覚えていますね。自分や他の誰かを高くしたり低くしたり持ち上げたり見下したりしつづけているうちに、神さまの恵みの場所からうっかり転げ落ちてしまうと困ります。とてもとても困ります。
 しかも低くされた場所こそが、恵みを恵みとして受け取るいつもの場所だからです。そこで神さまと出会うための待ち合わせ場所だからです。そのことを、決して忘れてはいけません。